「最初に相談した時、夢を見させる話じゃなく、現実的な数字を語ってくれた。だから信頼できた」そう語るのは、松戸市で「松戸常盤平おなかと胃・大腸カメラと内科のクリニック」を開業した北村院長。
今回は、ニューハンプシャーMCの支援を受けて1年で医療法人化することを決定するほどに、1日100人規模の外来を実現するまでに至った軌跡と、開業・経営支援のリアルな価値について伺いました。
「勤務医として技術を尽くしても収入や働き方に限界を感じていました。また、自分が本当にやりたい医療を実現するには、「自分の城」を持つ必要があると考えたのがきっかけです。
無料の開業コンサルタントとも会いましたが、広告や医薬品販売の利害が絡むケースも多く、独立した立場のプロに依頼したいと考えました。最初に柴田さん（ニューハンプシャーMC代表）と会った印象は、自分のコンサルタントという言葉のイメージもあったのか怪しいコンサルタント風だと感じました(笑)。
しかし、初対面で自分を売り込んでくる人や聞き心地の良い言葉を並べる人、「これなら大丈夫」などの夢を語る人が多いのですが、柴田さんは、そうではなくリスクや厳しさを含めた現実的な数字を冷静に示してくれました。だからこそ信頼できたんです。
開業場所の選定の時には、診療圏調査結果も良く契約したいと思う物件が出てきました。柴田さんからもその結果では良い評価を頂いていたこともあって、物件を契約していないのに医局に退局の意向を示していました。
しかし柴田さんからその後の追跡調査で、地元の薬局からヒアリングで得ていた情報が誤ったもので事前に得ていた評価よりも下がると言われました。柴田さんからそのまま開業しても黒字化は可能になるだろうけれど、推奨はしない。時間は限られいるが妥協せずに別の物件を見つけましょうと提案されました。
退局の時期まですでに話してしまっており、今思えば医局に話すタイミングを間違えたかなと思っています（笑）。
結局、総合的な判断から契約直前でしたがキャンセルしました。
その時あせりと不安はありました。ただ、ニューハンプシャーMCの皆さんも手間を惜しまずすぐに新たな物件探しに奔走してくれたり、柴田さんからの言葉にも助けられすぐ気持ちを切り替えることができました。開業させることだけ考える業者ならば、手間を考えればそのまま推し進められていたのかもしれませんね。
ニューハンプシャーMCから提案された新たな物件は、建物ができて数年入居申し込みのなかった医療モールで不安を覚えましたが、商圏が広い食品スーパーが1階で営業していること、目の前に広い駐車場が併設されていること、駅ちかの交通量の多いロードサイドで視認性の高い物件であること、かつ地域の競争環境も緩いことなど詳細な診療圏分析の結果から、最終的に自信を持って決定できました。
「現在も経営顧問となっていただいており毎月の面談では、
– 経営数値の把握
– 集患経路分析
– WEB広告の効果検証
を実施し、PDCAをスピーディに回しています。
「こちらから質問しなくても“次の一手”を示してくれるので、本当に助かっています」
「人事トラブル時には、ニューハンプシャーMCの開業支援担当の方と社労士が連携し、細かいケアをしてくれました。「こういう時、伴走型のコンサルタントがいることの価値を実感しました」
– Google口コミ投稿のためのカード配布＋粗品（お茶）提供
– 胃カメラのWEB即日予約導入
– 時間帯予約制の採用で、待ち時間ストレス軽減
– 院内ディスプレイや装飾（枝物）で「景色の変化」を演出
「患者さんは“いつも同じ景色”に飽きてしまうことがあります。小さな工夫で通院体験を改善しています」
– 問題に対する具体的な解決策を提示してくれる
– 「小さい池を独占する」という考え方が経営の軸に
– 経営だけでなく、人生全体を視野に入れたプライベート面の資産形成やその他深い知見に基づいたアドバイスをしてくれる
北村院長の話からは、「現実的な戦略」と「信頼できる伴走者」が成功の鍵であることが伝わってきます。ニューハンプシャーMCの支援は、開業後の数字の伸び以上に、医師の不安や課題に真摯に向き合う姿勢にあります。これから開業を検討される先生方には、数字と人の両面を支えるプロフェッショナルな支援があるという事実をぜひ知っていただきたいです。
